胃切除後障害の症状・原因・治療方法

胃切除後障害とは??

分類   【 胃・十二指腸の病気 】

読み方  【 いせつじょごしょうがい 】

近年では内視鏡など、診断技術の進歩によって胃がんの早期発見が可能となり、 胃の手術自体が増えています。

胃は主に食べたものを溶かしながらゆっくりと十二指腸に送り込む働きをするほかに、 脂肪、鉄、タンパク質などの消化吸収を助けたり、血液をつくるのに必要な因子を分泌しています。

しかし、これらの働きは胃が切除されることによって失われてしまうと、様々な症状があらわれてきます。

原因

胃の切除によっておこります。

症状

  • 小胃症状…胃を切除すると食べたものをためておく働きがなくなってしまい、 食べすぎると胃もたれ、嘔吐、腹痛、吐き気などの症状があらわれます。
  • 逆流性食道炎…食道に胃液や腸液、胆汁、膵液などがながれこみ、 そのためにただれや潰瘍などの炎症がおこります。
    胸やけがおもな症状となります。
  • ダンピング症候群…胃の出口である幽門が切除されることによって、 少しずつ胃の内容物を十二指腸に送り出す機能がなくなることでおこります。めまいなどがおこります。
  • 後期ダンピング症候群…食べたものがいきなり腸に流れ込むと、 腸から等分がすぐに吸収され、血液中のブドウ糖の値が高くなります。
    するとすい臓から血糖を低下させる働きをもつインスリンが分泌され、血糖値が低くなりすぎます。
    こうなると低血糖となり、脱力感、空腹感、心悸亢進などの症状があらわれます。
  • 早期ダンピング症候群…食べたものがいきなり小腸に落ちていくために小腸が急に膨らみ、 さらに腸液もいっきに分泌されます。 そうなると水分が急激に失いますので循環している血液量が減少し、 めまいやたちくらみといった症状があらわれます。

治療方法

症状によって様々な対策が必要ですが、主に、

  • 一回にたくさん食べ過ぎないようにする。
  • ゆっくり食べるようにする。
  • 食後は20〜30分横になって休む。
  • 低血糖を起こす人は、食後2時間くらいに間食する。

があげられます。