大動脈瘤とは??
分類 【 動脈の病気 】
読み方 【 だいどうみゃくりゅう 】
大動脈瘤は、大動脈が胸部大動脈から腹部大動脈までの間で、壁の一部分が弱くなって膨れ上がるのが特徴の病気です。
原因
以前は梅毒によるものもありましたが、近年では多くの場合が動脈硬化症によるものが多く、感染、外傷、先天性のものもあります。
症状
大動脈瘤はある程度大きくなるまで無症状ですので、発見が遅れてしまいます。
症状がすすむと、周囲の組織を圧迫してきますので、せき、しわがれ声、ものが飲み込みにくくなる、顔のむくみがでてきます。
胸痛、腰痛、背部の痛みもみられるようにもなります。
もっとも大動脈瘤が破裂してしまうと、出血死してしまう恐ろしい病気です。
治療方法
薬物療法、民間療法はありません。
至急手術を行い大動脈瘤を取り除き、人工血管を移植する必要があります。
手術後も、原因となった動脈硬化症の進行を防ぐため、日常生活にも注意が必要となってきます。