心肥大とは??
分類 【 その他の心臓病 】
読み方 【 しんひだい 】
心肥大は、心臓が通常より大きくなった状態のことをいい、心臓肥大とも言います。
そのため、通常心臓の重さは健康な人では250〜300g程度なのですが、心肥大の患者の場合は500〜700gと倍程度になることもよくあります。
高度で持続的な運動を長期間行っている人に多く見られ、スポーツ心臓といわれるものも心肥大の一種とされています。
原因
高血圧性心疾患、弁膜症や肥大型心筋症など、原因の多くは高血圧からくる病気が主な原因となります。
というのも心肥大という病気は、心臓の負担に打ち勝つための代償に心臓が大きくなってしまうとされているためです。
症状
徐々に心筋の肥大・拡張の進行と心拍出量の低下をきたし、胸痛、めまい、息切れ、呼吸困難、胸部圧迫感、疲労感、失神、不整脈、むくみなどの心不全症状を呈すことがあります。
治療方法
心電図、超音波心臓検査法などの所見を総合して行い、同時に原因となる病気の診断を行います。
その上で、それらに基づく治療方針が決定されます。